「私の前世ってどういう人生だったのかな?」
人々は長い間、死と生を繰り返し、今の人生が終わると次の新しい人生が待っており、何度も転生を繰り返していると信じてきました。
この考えは古今東西さまざまな国の宗教や伝統に根付いています。
その中でも興味を持つ人の多いのが「前世の記憶」です。
自分の過去の人生はどんなものだったのか?どういった人物であったのか気になりませんか?
今回は前世の記憶を思い出す方法や前世の記憶を持っている人の特徴について解説していきます。
前世の記憶とはそもそもなにか
子供の頃に前世の記憶を持っていた人は多い
肉体が滅んでも魂は永遠にこの星に残っていて、死んだ後に次の肉体に転生すると考えられています。
そのときに魂に残っていた前の人生での記憶が前世の記憶となります。
また、前世は人ではなくときには動物だったり、虫だったりと他の生き物であることもありますが、そういったときは動物だったときの経験が受け継がれ、影響を与えるとされています。
前世の記憶の話をするときに、生まれたばかりのときは前世の記憶をもっているというふうにも言われています。
例えば聞いたこともないような言語を子供が急に喋りだしたり、未就学児であるのに数学の問題をといたりと不思議なエピソードは世界中にあります。
しかしこういった前世の記憶の多くは、年齢があがるにつれて少しずつその記憶が薄れていってしまいます。
小学校にあがるころにはほとんど覚えていないくらいにまで記憶がなくなってしまいます。
ですので、大人になってからも前世の記憶を持っている人というのはとてもめずらしいです。
なぜ前世の記憶が薄れていくのか
多くの人は、自分の前の人生で何をしていたのか、どういった自分であったのかなど思い出せません。
なぜ前世の記憶がなくなっていくのか、それには今世の人生を歩むうえで、前世の記憶が足かせになることが多いからだと言われています。
前世を知る必要がない人が前世を知ることで、前の人格に引っ張られたり、自分の死の間際のことを思い出しショックを受けてしまったりします。
前世の記憶は必要なのか?
前述したように前世での記憶が今生きる人にとって必要でない場合も多くあります。
しかし生まれ持ったトラウマの原因が前世に起因していることや、生きていく目的が分からないといった人が前世のことを知ることで、心が軽くなったり前向きに生きられるようになったという話もあります。
前世の記憶は今を生きるのが辛い人にとって問題を解決する1つの手段だと言えます。
前世の記憶を持つ人の特徴
1.特定の国や場所に理由もなく惹かれる
行ったことが無い国や文化について、理由もなく心が惹かれるときは前世の記憶が影響している可能性が高いです。
前世の魂が生きた国だったり、年代だったりが関係しているので、それに触れることで、より前世の記憶を感じることができるかもしれません。
有名な話ですと、オンム・セティという方は、自身が古代エジプトの女神官であり、古代エジプトのファラオ、セティ1世の愛人であった前世を思い出し、エジプト考古学者になったという話があります。
2.他国言語をすんなり話すことができる
1で紹介したものと似たような現象ですが、母国語以外の言語のうち、すんなりと話すことができるようになったものも、前世に関わりがあると考えられます。
前世で長く使っていて馴染んでいる言葉だからこそ、前世の記憶として残っていて、今世でも不思議と使いこなすことができるといった感じです。
3.身体のどこかに生まれつきの傷や痣がある
生まれつきの傷や痣は、前世のころに受けてしまった傷や、亡くなるときの傷であると言われます。
そのため、知らないうちにできていた傷跡などがある人は、前世の記憶を持っている可能性が高いですね。
4.初めての経験なのに以前にもあった気がするという経験をよくする
初めて訪れた場所や初めて挑戦したことなのに、昔にもそういった経験をしていると感じることはありませんか?
これはデジャヴという現象ですが、デジャヴをよく経験する人は、前世の記憶をもっているとされています。
思い違いや似たような経験からデジャヴだと感じることもありますが、それが続くようならあなたの前世に関わりがある場所や行動だと言えます。
5.潜在的なトラウマをもっている
生まれつき怖くてしょうがないこと、どうしても出来ないことがあるという人にも前世の記憶を持っていると言われています。
これは前世に体験した怖い経験がそのまま今世へと引き継がれてしまい、トラウマになってしまっているということです。
多くの場合は前世での死因がトラウマと結びついていることがあり、トラウマの解決方法として前世の記憶を思い出す施術を受けたりもします。
一人でもできる前世の記憶を思い出す方法
瞑想をして過去の記憶をたどる
前世の記憶を思い出す方法として瞑想からの過去回帰は有効な手段になります。
やり方はまず、一人でリラックスできる場所にいきます。できるだけ静かな場所で無心になれる場所がオススメです。
そしてリラックスした体勢で、今の自分から少しずつ昔のことを思い出しながら記憶を遡ります。
大人から子供へと段々と記憶をたどり、母親の胎内の記憶まできたら、前世へとたどります。
そこまでくると半覚醒状態で、眠りに近い状態になってきています。
そして見えてきた風景があなたの前世の記憶になります。
夢日記をつける
夢でみたことを日記に記す、いわゆる夢日記も前世の記憶を知る手がかりになります。
自分の人生に覚えがあることは、脳の記憶の整理によるものですが、全く覚えのないものやよくわからない夢には前世の記憶のヒントになります。
目覚めた後に覚え書きでも残しておくことが前世を知ることの役立つかもしれません。
プロに任せる前世の記憶を思い出す方法
ヒプノセラピー(催眠療法)
一人でやるのは怖い、上手く出来ないという人はプロの実践するヒプノセラピーを受けるのもオススメです。
催眠状態を利用して、普段は眠っている潜在意識にアプローチして、あなたの前世記憶を呼び起こします。
ヒプノセラピーはトラウマの解消にも活用される施術なので、前世の記憶を思い出してなにか不都合があったらと気にする人も安心して受けることが出来ます。
前世占い
アカシックレコードを読み解く占い師や霊視ができる占い師に頼むことで自分の前世を知ることができます。
催眠療法と違い、気軽に知ることができるので、手っ取り早く自分の前世について知りたいという人は占いに頼ってみてはいかがでしょうか?